FXには為替レートの動きを1本の棒で表した「ローソク足」というものがあります。
FXのローソク足は相場を分析において基本中の基本です。
FXを始めたての初心者の方にとって、このローソク足は「難しそう…」と不安に感じる人も多くいるかと思います。
しかし、FXのローソク足は一度理解すれば、とても簡単!
FX初心者でも理解できれば、決して難しいものではないので安心してください!
このページでは、FX初心者の方に向けてローソク足について徹底解説していきます!
ローソク足をマスターし相場への理解が深まれば、FX初心者でもトレードの勝率も上がり利益を狙うことが可能。
FXトレードにおいて必要不可欠なものなので、初心者の方は絶対に抑えておきましょう。
FX初心者の必須知識!ローソク足とは
「ローソク足」というものがFXで何を表すものなのか、その基本を紹介していきます。
まずは、下記の図をご覧ください。
FXのチャートを見ると、縦は価格を表し、横は期間を表しています。
そして、赤や青に表示されている1本1本のことを「ローソク足」と呼んでいます。
FXのローソク足とは、始値、終値、高値、安値を4本値の動きを時間や期間に区切って表示したもの。
たった1本で4つの値動きの情報を得ることができる画期的なチャートのため、世界中のFXトレーダーが利用している人気の足となっています。
ローソク足の見方の基本を紹介していきます。
- 始値(はじめね):その期間の最初に提示されたレート
- 終値(おわりね):その期間の最後に提示されたレート
- 高値:その期間の中でもっとも高い値段で提示されたレート
- 安値:その期間の中でもっとも安い値段で提示されたレート
FX初心者の方はこの「始値」「終値」「高値」「安値」を必ず覚えておいてください。
まずこの4つの意味を理解することで、ローソク足の見方も容易になります!
そして、FXのローソク足には「陽線」と「陰線」というものがあります。
「陽線」というのは始値より終値が高いものを指し、反対に「陽線」というのは始値より「終値」が安いものを指しています。
また、ローソク足の始値と終値で作られた中央の長方形部分を実体と呼び、実体から高値までの線を「上ひげ」、実体から安値までの線を「下ひげ」と呼んでいます。
陽線と陰線の意味は形によって変わってくる!
ローソク足の基本の見方について理解していただけましたか?
説明した通り、ローソク足は価格によって形成される形が変わってきます。
そこで、次はローソク足の形にそれぞれどういった意味があるのか、それを見ていきましょう。
陽線の見方
まずは、「陽線」についてです。
先ほども触れましたが、陽線は終値が初値より高い価格で終わった場合のローソク足のことです。
相場が上昇するときは、この陽線が連続して現れることが多くなると言われています。
また、陽線の中でも有名なのは下記の4種類。
それぞれ下記のような意味があるので覚えておきましょう。
- 大陽線(だいようせん):上昇の可能性を表
- 小陽線(しょうようせん):気迷い状態を表す
- 下ヒゲ陽線(したひげようせん):上昇圧力が弱まったことを表す
- 上ヒゲ陽線(うわひげようせん):下落圧力が弱まったことを表す
陰線の見方
次に、「陰線」をみていきましょう。
陰線は、陽線とは逆で終値が初値よりも安い価格で終わった場合のローソク足です。
相場が下降するときは、この陰線が連続して現れることが多くなると言われています。
画:FX初心者でも分かる陰線の見方
陽線の中でも覚えておいて欲しいのは下記の4種類になります。
- 大陰線(だいようせん):下落の可能性を表す
- 小陰線(しょうようせん):気迷い状態を表す
- 下ヒゲ陰線(したひげようせん):押し目や戻りのポイントになりえる
- 上ヒゲ陰線(うわひげようせん):下落圧力が強いことを表す
このように、陽線と陰線にはさまざまなパターンがあります。
全てを暗記する必要はありませんが、パターンを覚えておけば状況の判断をとっさに求められた場合などに便利です。
なので、まずは基本の種類を少しずつ覚えていきましょう。
ローソク足はいろんな期間を表す
ローソク足には、1本のローソク足で1日分の値動きを表した「日足」や、1週間分を表した「週足」、1か月を表した「月足」、他にも5分間を表す「5分足」など時間の長さに作られる足はさまざまです。
時間ごとに形成されるローソク足の時間足ですが、大きな時間足は小さな時間足が集まって形成されています。
例えば、日足は1日掛けて作られるローソク足。1日は24時間です。
つまり1時間足のローソク足が24本集まった結果が日足になります。
1分足が5本集まれば5分足、60本集まれば1時間足(60分)になります。
FX取引では、短期トレードのときに1分足や5分足を利用し、長期トレードのときでは4時間足や日足を見るなど、取引の時間によってローソク足の長さを使い分けます。
FX業者にもよりますが、主なローソク足の時間は1分足、5分足、15分足、30分足、60分足、4時間足、8時間足、日足、週足、月足などが利用できます。
FX初心者はどの時間のローソク足を見ればいいのかな?と気になった方は、下記で記事にしているのでチェックしてみてくださいね!

FX初心者は何度もイメージしていこう
FXのローソク足の基本について理解いただけたでしょうか?
今回紹介したローソク足の基本は、今後チャートを分析するうえで非常に重要になってきます。
チャートの分析はFXで勝つためには欠かせないものなので、FX初心者の方は正しい知識をしっかりと身につけてくださいね!
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