FX取引の注文パターンについて!いろいろな方法を使いこなそう

FX取引で、新規にポジションを持ったり、決済を行ったりするために行う「注文」。
実は、FXでの注文方法はさまざまあり一つではありません。

FXの注文方法の種類とその使い方についてマスターできれば、初心者の方や忙しい方でも狙ったとおりに取引が可能!
ここでは、取引を行う前に必ず覚えておいてほしいFXの注文方法について解説していきます。

FXの注文方法とは?取引を効率化できるシステム

図:FXの注文方法

FX会社で口座開設を行い、実際に注文をする際には「売り・買い」や「通貨ペア」や「数量」などの基本の他にも「注文パターン」を選んで注文することができます。

ここの注文方法を設定することによって、自分が希望とするFX売買を指定することができます。

例えば、「相場がこの金額になったら買っておいて」「ここまで金額が下がら売っておいて」などを注文する際に設定しておくと、FX会社が勝手に取引してくれるようになるのです。

為替レートは24時間変動しています。
このような注文方法を覚えると、「寝ている間に相場が変動した!」「買おうと思っていた相場で取引できなかった!」などチャンスを逃すことも少なくなり、24時間相場をチェックしなくても自分の意図した取引が可能になるのです。

まずは、次でご紹介する注文方法の基本の3つを覚えてみてください!

まずはFXの基本の注文方法を紹介

FXの注文方法の基本となる3つをご紹介します。

成行注文

成行(なりゆき)注文とは、注文するレートを設定せずに、リアルで動いている為替レートに対して手動で出す注文方法。
今売りたい」や「今買いたい」などという注文を出すときに使われます。
変動している為替レートを見て、タイミングを探りながらFX取引を行うことができます。

図:FXの成行注文方法

指値注文

指値(さしね)注文とは、指定した為替レートよりも低くなったら買い、または指定した為替レートより高くなったら売る。といった注文方法です。

図:FXの指値注文方法

逆指値注文

逆指値(ぎゃくさしね)注文とは、指定した為替レートよりも高くなったら買い、または指定した為替レートより低くなったら売る。といった注文方法です。
この逆指値注文は、現在の為替レートよりも不利なレートを指定する方法ですが、相場の勢いを確認しながらFX取引を行うことができます。
基本的には、これ以上損失を出したくない「損失を限定するとき」や、トレンドを確認しながら「利益を確定したいとき」などに使われます。

図:FXの逆指値注文方法
図:FXの逆指値注文方法

自動売買ができる組み合わせの注文方法

上記で紹介した基本的な注文方法の他にも、FXには2~3つの注文を同時に出す方法があります。
同時に注文を出すことにより「注文・保有・決済」の流れを、1回の注文で完了することも可能になります。

IFD注文


IFD(イフダン)注文
は、取引したい為替レートを設定し、新規注文と決済注文の2つ同時に設定する注文方法です。

例えば
相場がこの金額になったら買って、そのあと〇円になったら売っておいて」(新規注文→決済注文
相場がこの金額で売れたあとに、また〇円に戻ったら買っておいて」(決済注文→新規注文

など、二つの注文をいっぺんに出すことができます。

図:FXのIFD注文方法

OCO注文

OCO(オーシーオー)注文は、2つの注文を同時に出し、一つが成約するともう片方が取消される注文方法です。

現在のレートから、上がったさいと下がった際の二つのレートを一度に発注することができます。

例えば、
相場が上がったら売って利益を確定したい。相場が下がったら売って損失を限定したい。

など、二つのパターンで注文することができ、変動によって片方の注文が自動で取消になります。
相場の変動に自信がない場合でも、利益の追求と損失の限定が同時にできる注文方法になっています。

図:FXのOCO注文方法

IFO注文

IFO(アイエフオー)注文は、IFO注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
新規注文から決済注文まで、完全に自動で取引を行うことができます。

相場がこの金額になったら買って、相場が〇円に上がったら売ってほしい。もしくは、〇円に下がったら売ってほしい。

などといったように、新規注文後の決済方法を2つ設定できる方法
OCO注文同様に、一つが成約した場合は片方がキャンセルになります。

IFO注文を利用すれば、1度の注文入力で、新規注文と利益の範囲、損失の範囲を想定して取引が行うことができるので、チャートを随時チェックしなくても自分の思い通りのFX取引を行うことが可能です。

図:FXのIFO注文方法

トレール注文

トレール注文とは、逆指値注文をより効率的にするFXの注文方法。
「トレール=追いかける」という意味が示すとおり、相場の動きに合わせ自動的に注文の価格を設定できる注文方法となっています。

図:FXのトレール注文方法

「利益を伸ばしたいけど、万が一の場合は利益があるうちに決済したい」
というと場合に有効です。

自由なFXトレードスタイルを目指そう!

FXは基本的に「売り」と「買い」を行えば取引が成立します。
しかしそれだけでは、非効率的なFX取引になることも。

成行注文は、相場の流れや勢いを感じながら取引を行うことができますが、チャートを四六時中確認する必要もあり、時間の効率はあまりよくありません。
また、その場の感情にも流されてしまう取引になりやすいということもありえます。

FXのコツをつかむまでは成行注文で売買を行うのが基本になると思いますが、取引に慣れてきたら今回ご紹介したような自動的に行ってくれる注文方法を活用していくことをおすすめします!

FXを副業で始めていく方でしたら、仕事や家事などもあり時間は限られてくるはず。
時間が限られている人こそ、さまざまなFXの注文方法をマスターすることで、自由なトレードが可能になります。

時間を効率化し、読みが正しい場合は利益が出るし損失も少なくて済む!

FXの注文方法を活用していき、さらに有意義なFX投資を目指してましょう。

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