2016年1月から国内のFX口座では、新規口座開設を行う際マイナンバーの登録が必須になりました。
また既に口座を持っている方も、2018年12月までにはFX口座にマイナンバーの登録をする必要があります。
そして、なかにはマイナンバーの提出に対し、
「マイナンバーがどこにあるのか分からない…」
「個人情報のマイナンバーを提出するのが不安」
「口座開設のマイナンバーが原因で副業が勤務先にバレたりしないのかな…」
など抵抗があるFXトレーダーの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、結論からいうと国内のFX会社で口座開設をするにはマイナンバーの提出を避ける方法はありません。
ですが、だからといってFXの口座開設でマイナンバーを提出するデメリットがある訳ではなく、むしろ公正なFX取引を行うための整備が整い、安心なFX取引環境が実現できている証拠なのです。
この記事では、FXの口座開設の際にマイナンバーを提出する必要性や、FX口座がどんな目的でマイナンバーを活用しているのかについて解説していきます。
FX口座開設でマイナンバー不要なのは海外口座のみ

実は、国内のFX口座ではマイナンバーが必要ですが、海外のFX口座では登録の必要はありません。
しかし、マイナンバーの提出をしたくないという理由だけで、海外のFX口座で口座開設を検討することはおすすめしません。
なぜなら、海外のFX会社は国内のFX会社に比べ信用のリスクも低く、下記のようなデメリットもあります。
・信託保全が義務化されていない
・日本語サポートが十分ではない
・急に出金停止や取引停止になるトラブルがある
そして万が一、トラブルが起こった場合でも、日本の法律で守ってはくれません。
FXを始めるのでれば、金融庁の規制で守られた信頼性の高い国内のFX口座を選ぶことをおすすめします。
提出する目的は?マイナンバー不要であっても納税は必須

マイナンバーは、日本国民全員に12桁の番号をつけ「社会保険」「税金」「災害対策」に関するお金の流れを正確に把握するための制度です。
FX口座は口座開設をした人の損益をマイナンバーと結びつけ、個人の損益を税務署に報告します。
税務署はその報告をもとに、税金の計算をし適切に納税が行われているか確認することができます。
また、上で記載したように海外のFX口座の場合はマイナンバーの提出がないからといって、当然税金を支払わなくて良いとい
う訳ではありません。
海外FXの場合だとしても確定申告は行う必要はありますし、脱税というのは犯罪ですので安易な気持ちで税金を納めないというのは危険です。
脱税がばれてしまえば、さらに追徴課税として通常より高い税金を払わなければいけないということもあり、金額が大きい場合には告訴されるというケースもあるので十分に注意しましょう。
提出しても勤務先にバレる心配はない!

「マイナンバーを提出することで会社にバレてしまうのでは?」
と心配する方もなかにはいらっしゃるかと思います。
しかし、マイナンバーの提出だけでは勤務先にFXをしていることはバレることはないので安心してください。
勤務先にFXをしていることがバレる可能性があるのはマイナンバーの提出ではなく、住民税の申告のときになります。
確定申告の際に、住民税の納付方法を「特別徴収」にした場合、「FXで稼いだ利益分にかかる住民税」が「給与所得分にかかる住民税」と一緒に給与から毎月天引きされてしまいます。
この場合、給与所得の住民税以上の税金が掛かっていることが分かり、他にも副収入があるということが勤務先の関係者に分かってしまうことになります。
勤務先に分からないようにするには、確定申告の足に住民税の納付方法を「普通徴収」にすること。
普通徴収にすれば給与天引きされず、自宅に納付書に届くので勤務先にバレることはないので覚えておきましょう。
口座開設する際に必要な書類と提出方法は?

マイナンバーを提出する際は、必要種類や提出方法にパターンがあります。
必要な書類や方法を確認してスムーズに口座開設の手続きを行えるようにしておきましょう。
必要書類
マイナンバーには下記の2つの種類があり、皆さんもどちらかはお持ちのはずです。
「通知カード」※写真なし
「マイナンバーカード」」※写真あり
そして、どちらのマイナンバーを持っているかによって、必要な本人確認書類のパターンも変わってきます。
口座開設を行う際は、上記の3つのパターンが必ず必要になってくるので、申込前に確認して準備しておきましょう!
提出方法
マイナンバーカードを用意したら、下記の4つの方法で提出することができます。
WEBアップロード・・・1分
メール・・・3分
FAX・・・5~10分
郵送・・・2~3日
最も提出が早い方法は「WEBアップロード」です。
WEBアップロードは、マイナンバーをスマートフォンで撮影してFX口座のサイトにアップするだけで簡単に提出が可能な方法となっています。
またメールも簡単で、WEBアップロード同様にマイナンバーを撮影、またはスキャンし、専用のメールアドレスに送付するやり方です。
最近はあまり使うことはありませんがFAXという方法もあります。
家庭にFAXがあることが前提となりますが、専用の番号宛てにマイナンバーのコピーをFAXします。
顧客情報の安全のために、郵送のみを指定している口座もあります。
郵送での知出の場合、FX口座から郵送用の書類が送られてくるので、そちらにマインナンバーのコピーを添付し返信する必要があります。
各FX口座のマイナンバー対応状況
マイナンバーはFX口座によって、「申込時」に提出する場合や、「口座開設後」に提出する場合などがあります。
どちらにせよ、マイナンバーの提出しFX口座側で承認されなければ、取引を始めることはできません。
しかし、申込時に「マイナンバーを探す時間がない!」という場合などは、口座開設後に提出する口座を選ぶことで、とりあえず審査まで進むことができます。
書類を準備しながら口座開設に進むことができるので、急ぎの方にはおすすめです。
当サイトがおすすめするFX口座のマイナンバー対応状況は下記のようになっています。
① = 通知カード、② = マイナンバー付き住民票、③ = 個人番号カード
FX会社名 | 申込時マイナンバー | 必要書類 | 送付方法 |
---|---|---|---|
外為どっとコム | 不要 | ① ② ③ | 後日郵送 |
GMOクリック証券 | 不要 | ① ② ③ | アップロード・メール・FAX・郵送 |
FXプライムbyGMO | 不要 | ① ② ③ | アップロード・メール・郵送 |
ヒロセ通商 | 不要 | ① ② ③ | アップロード・メール・FAX・郵送 |
外為オンライン | 不要 | ① ② ③ | アップロード・メール・FAX・郵送 |
FXブロードネット | 必要 | ① ② ③ | アップロード・メール・FAX・郵送 |
YJFX! | 必要 | ① ② ③ | アップロード |
DMMFX | 必要 | ① ② ③ | アップロード・メール・FAX・郵送 |
SBIFXトレード | 必要 | ① ② ③ | アップロード・メール・FAX・郵送 |
みんなのFX | 必要 | ① ② ③ | アップロード・FAX・郵送 |
提出してもデメリットはないので安心!
今回はFXの口座開設でマイナンバーが不要かどうかについて解説してきました。
国内のFX業者で口座開設を行う際には、マイナンバーが必ず必要ということが分かったかと思います。
また、口座開設を行う際のマインナンバー提出はデメリットではなく、むしろ安全にFXを始めるために必要な手続きです!
そしてコンテンツにも書きましたが、口座開設の際にマイナンバーを提出したからと言って会社にバレるなどといった心配もないので安心してくださいね。
当サイトでは、FXの口座開設に関して必要な情報を提供中です!
FXの口座開設がどんな流れで行われるのか、どんな審査が行われているのか、これから口座開設をお考えの方は参考にみてください。
口座開設に関する疑問が解消して、スムーズにFXを始めていきましょう!